高専カンファレンスは元気に続いていた(高専カンファレンス100に参加して)

2015年12月19日〜20日で開催された、高専カンファレンス100に参加してきました。
1日目だけの参加でしたが、以下感想。

最近の高専カンファレンスって元気ない気がしてた

高専カンファレンス100、約1年半ぶりの高専カンファレンス参加でした。

元々私は高専カンファレンスが大好きで、2010〜2012年を中心に高専カンファレンスにガンガン参加して、発表もして、014tokyoと038tokyoでは実行委員もやりました。(この辺の話は以前別の日記でまとめてます)。この頃は高専カンファレンス自体の開催数も多く、wikiを見てもらえるとわかるのですが2011年は20回開催、2012年は18回開催と1ヶ月に1回以上のペースで開催していたので(同日、2会場同時開催!とかやってました)、高専カンファレンスがどんどん大きくなっていくのを肌で感じていた頃でした。

ただ、2013年に入ると開催ペースも少し落ちついてきて(それでもここまでほぼ1ヶ月に1回ペースでは開催しています)、自分自信も高専カンファレンスに参加するペースが落ちてきました。そんな状況からか「高専カンファレンスって一通り全国で開催したし、今後は高専カンファレンスから派生したイベントが増えたりして、カンファレンス自体はもっと開催ペース落ちて縮小していったりするかなぁ」とかぼんやり思っていました。

そんな思いを完全にぶっ壊してくれたのが、今回の高専カンファレンス100でした。半分以上の参加者が初参加、発表者は思い思いの形で熱心に発表し、懇親会では参加者同士が積極的に交流しながら繋がりを増やしていく・・・自分がよく知っている活気溢れる楽しい高専カンファレンスがそこにありました。参加して、高専カンファレンスは全然変わってないし、今でも現役の学生さんを巻き込みながら熱量を高めあってるんだな、全然縮小なんてしてないんだなぁ、と反省させれました。

自分の中の高専カンファレンスが好きだって気持ちを思い出させてくれる、すごく良い高専カンファレンスでした。準備大変だったと思いますが、実行委員会の皆さんお疲れ様でした。配布物はすごく手が込んでいて、自分がこれまで参加したカンファレンスの中で一番よかったと思います。

ちなみに、反省してると言えば、もう1つ反省していることがあって、今回の懇親会はおっさんが若い子の間で出しゃばったらいけねえ!とか余計なこと考えてあんまり交流しませんでした。そしたら後で自分よりもっと初期から参加してるmacchaさんが懇親会で積極的に交流した様子をブログに書いていて、交流しなかったのすごい後悔しました。やっぱり懇親会は積極的に交流して楽しむに限る。

実や夢が1つ叶ってました

今回の高専カンファレンス100、テーマは「Dreaming」でした。ブログ書きつつ今回のカンファを振り返っていて、1つ叶った夢があったことに気付きました。それはなっちゃんが実行委員長やってくれたこと。

私はカンファで知り合った人達と一緒にKCFundsという学生の交通費支援プロジェクトに参加してます(KCFundsの詳細はこのページを参照)。最初に実行したのは038Tokyoの時で、4名程の学生さんを呼んだのですが、その内の1人がなっちゃんでした。KCFundsに参加する時、自分自身がカンファにすごく影響を受けて楽しんでいた人間だったので、地方の学生さんも同じように参加して楽しんでくれれば十分だよなと思っていたのですが、一方でその学生さんがカンファにガッツリ影響されて、そのうちカンファを実行する側に回ってくれて、それに自分が参加できたら楽しいだろうなーとも思ってました。思い返すとこれもちょっとした夢で、それが今回のカンファで現実になったわけです。

2日目は参加できなかったので録画でしか見れなかったのですが、なっちゃんのクロージング挨拶を聞いていて、038Tokyoの参加でカンファにすごく触発されたこと、そしてカンファをとても楽しんでいることがすごく伝わってきて、めっちゃ嬉しかったです。

皆さんもこの最高の気分を味わうために、KCFundsやろうぜ!(ちょっと宣伝

高専カンファレンスエフェクト

最後に、今回高専カンファレンス初参加の方も多かったので1つ紹介を。

皆さん高専カンファレンスエフェクトをご存知ですか?高専カンファレンス5周年記念パーティーをきっかけに立ち上がったサイトで、高専カンファレンスに関する出来事で、 受けた影響や強く感じたことを参加者が「エフェクト」としてまとめたサイトです。

高専カンファレンス・エフェクト

最近はちょっと忘れられている感がありますが、約7年続いてきた高専カンファレンスに参加した人達の色んな思いがまとめられています。今回の高専カンファレンス100に参加して高専カンファレンスに興味が沸いた方、ちょっと覗いてみてはどうでしょうか。そして「エフェクト」を追加してみてください。

SNOW MONKEY BEER LIVE 2014 はちょっとした楽園だった

ブログ書くのって8ヶ月ぶりとかそんなんだ・・・

友人に誘われて、いつものビアフェス行く感じで「SNOW MONKEY BEER LIVE 2014」に参加したら、想像を超えて最高に楽しい空間だった。ここ数年参加したビアフェスの中でぶっちぎりでベスト。

来年参加するときに今年の経験忘れないためにと、人に紹介するときに文章でまとまってたほうがいいのでブログに書きます。

SNOW MONKEY BEER LIVEって何?

っていう方は 公式の紹介ページ を見てもらうのが一番早いけど、一言でいうと音楽フェス+ビアフェス。超うまいビール呑みながら生演奏聴いて盛り上がろうぜ!っていう素敵イベント。ライブ好きだし、クラフトビールはもっと好きだし、ついでに長野は10年ぐらい過ごした思い出の地なので、これは行くしかないと無二の飲み仲間の友人と共に行ってきました。

雪の先に楽園はあった

当日は3連休の初日に加えて、前日に首都高で大火災があって通行止めだったこともあり、新宿駅を出た高速バスは早々に渋滞にはまって4時間で行く予定が6時間かかって長野駅に到着。高速バスはやっぱり時期を見て使わないとダメだと痛感しつつ、長野電鉄に乗って会場の最寄り駅である湯田中駅へ。

天気予報では雪とか言ってたけど、長野駅周辺全然降ってないし平気じゃーんと余裕ぶっこいてたら、湯田中に近づくにつれて雪は深まり・・・

会場周辺は吹雪。強風で目が開けられなかった。ちなみに会場が結構山のうえで、途中の道が凍結しててタクシーが若干滑りながら山道登ってて怖かった。

吹雪を全身に受けて、震えながら会場へ到着。

会場は志賀高原総合会館98で、国際会議も開けるような立派な建物。1階部分のホールに写真の通りステージを作って、壁沿いに各ブルワー(醸造家)のブースを配置。2階は観客席になっていて、最前列以外は自由に座れました(最前列は転落防止のため立ち入り禁止)。ホール外のロビースペースは1階部分が物販と食事関係の出店が、2階部分はソファーと机が置いてあって休憩スペースという感じ。

このイベント、こんな長野の山奥までビール呑みに来るような国内屈指のビール馬鹿共を相手するだけあって、参加してるブルワーさん達も実力者揃い。クラフトビール好きは参加ブルワー見るだけでテンションがグングン上がること間違いない。さらに会場ではイベント限定ビールや秘蔵の樽がバシバシ開栓する。しかも全部一杯400円で呑める。最高!

そんな最高のビールで良い気持ちになってる状態で聴く生演奏がまた良い。部屋で酒呑みながら音楽聴いて気持ちよくなった経験は誰しもがあると思うけど、あの高揚感がイベント中ずっと続く。アドレナリン出まくり。

ちなみに、ミュージシャンの方々も一般的には知名度高くはないけど、ビールと同じで実力者揃い。SUZUKI ショコラのCMでオーシャンゼリーゼを歌ってる奇妙礼太郎や、バンド構成にバイオリン取り入れてる「Nabowa」は初めて聴いたけど良かった。

一部、二部の参加だったけど、三部までいたい!というか帰りたくない!と本気で思えるほど幸福感と高揚感に包まれた本当に最高のイベントだった。

来年参加する方へ

最後に、もしこの記事見て来年行ってみようかな?って人に向けてのアドバイスを。

  1. 志賀高原は山奥にあり、さらに会場はさらにその奥にあるので交通の便は死ぬほど悪いです。公共のバスは本数が少ない(1時間半に1本レベル)し、うっかり駅からタクシー使ったりすると片道で5000円とか取られて結構痛いことになります。当日は無料のシャトルバスが運行するので、これを利用しましょう。
  2. イベントが終了するのは22時過ぎなので、その頃には湯田中駅から長野駅への終電は終わってます。また、湯田中駅のタクシー会社は午前1時で営業終了なので、うっかり長野駅周辺に宿確保したりすると路頭に迷う可能性があります。宿は志賀高原内で確保しましょう(出来れば駅から徒歩圏内で)。

今回の開演挨拶で「割とやれること全部やった感はあるので、来年どうしようかなーって思ってます」と話してたところを見ると、数年先には(下手すると来年すら)ないかも知れないので、本当行けるときに行っておいたほうがいいと思います。マジで。

高専カンファレンス in 沖縄に行ってきた

めんそーれ!沖縄!

ということで、もう2週間前になりますが高専カンファレンス in 沖縄に行ってきたので感想を。

地元民が大勢いた!

参加して一番驚いたことがこれ。

参加するまでは沖縄組:非沖縄組=1:1ぐらいの割合で、それぞれ10人ずつぐらい来て合計で20人弱ってとこかな?なんて思ってましたが、行ってみたら沖縄高専に関係ない人は自分含めて5人程度。残りは全員沖縄高専(もしくは沖縄県)に関係ある人で、参加者数も30人近くと地元の活気溢れる高専カンファになってました。

後で聞いてみたら、@marin72_com(なっちゃん)が、自分が所属する沖縄高専のICT委員会のメンバーに積極的に声をかけてくれたおかげで、これだけ多くの人が集まったということでした。なっちゃんすごい!


会場の様子

そして、ICT委員会内で練習しているせいか、沖縄高専の現役生はみんな発表がうまかった。「初開催だし初めての発表で戸惑う人とかいるだろうなー」なんて考えは良い方向に裏切られました。むしろ自分の飛び込み1分発表の方がたどたどしかったんじゃないか?とかそんなレベル。

沖縄の秘めたるパワーを見せ付けられた、そんな本会でした。

そして二次会

本会の勢いそのままに二次会も大盛況。せっかく東京からきてるし、地元の参加者と話さないと!と思って周りの人に話しかけたら現役1年生×2人、2年生×1人、3年生×1人。若い!1年生なんて自分と一回り違うじゃないか!というか全体的に現役生多くて酒呑んでる人間の方が少数派。これはアラサー男子の居場所ないんじゃないか?とか最初若干不安でしたが、30分もする慣れてきて、1時間もすると泡盛片手にそこかしこの話に首つっこんでました(タダの酔っ払い)。


二次会終了後の写真。この倍くらいの人数が参加してた

呑んで食べて喋って、すごく楽しい二次会でした。

運営の皆さん、お疲れ様でした(もう2週間たってるけど)!

飛び出せ!沖縄高専生!

上の方でも書きましたが、高専カンファレンスin沖縄では沖縄高専生のパワーを見せ付けられました。今まで高専カンファレンスで「沖縄高専勢」とか聞かなかったのが不思議なくらい、面白くて尖がってる人達ばかりでした。今回のカンファレンスをきっかけに、沖縄高専から面白くて尖がってる人達がどんどんでてくればいいなーと思ってます。というかきっと出る。

最後に、第2回高専カンファレンス in 沖縄も期待してます!

高専カンファレンスが好きだ、という気持ちを書き残しておきたい

高専5周年記念パーティーが終わり1週間とちょっと。色んな方の記念パーティーに関するブログを楽しく読んでいるうちに自分の中の高専カンファレンスの思い出が溢れかえってきて(特に@neo6120ことじぐそう君の日記がすごく良かった)、このホコリ被ってるようなブログを引っ張りだしてきて自分と高専カンファレンスの繋がりを振り返ってみることにしました(結構時間かかった…)。

何もわからないまま高専カンファレンス

高専カンファレンスに最初に参加したのは2009年秋の東京開催(009tokyo)だった。長野高専の先輩である@meke_mekeさんの誘いで、何をするのかよくわからないまま、Lightning Talks(LT)も申し込んだ。

最初の高専カンファレンスは、楽しかったより困惑してた時間の方が長かった気がする。LTの待機列で「始めまして、○○です」ってプライベート用の名刺を交換してる人たちを見たときは「この会は名刺持参しないといけないのか!?」とすごく焦った覚えがある。その他にも、LTの発表のテンポの速さにも驚いたし(何も知らないで申し込んでいたため、発表待機中に嫌な汗がでた)、結構な数の参加者がTwitterを使ってコミュニケーションとっていることにも驚いた(当時はTwitterって一般的にはあまり知られていなかった)。周りとどうコミュニケーションを取っていいか全然わからなくて、自分から他の参加者にはほとんど話しかけられなかった。とりあえず流れるままに懇親会から二次会へ、そして朝までカラオケして、気づいたら最後は朝の歌舞伎町で1人でラーメン食べてた。

初めてのLT(16分ぐらいから)。自分の初発表って聞いてると悶絶する

振り返ると微妙な初参加だったけれど、自分の拙い防災機器の発表について「面白かったよ」と言ってくれる人が何人かいて、これは本当に嬉しかった。もう1回ぐらい発表したいな、と思った。

次のカンファレンスがちょうど母校の長野高専の開催(011nagano)だったので、参加&LTで準備していたのだけれど、急な仕事が入ってキャンセル。せっかく発表資料作ったし、多少遠くてもいいからと年明けの八戸での開催(012hachinohe)に申し込んだ。本州最北端。旅行計画立てながら、特に親しい知り合いが参加するわけでもないのに、勢いで申し込んだことを若干後悔した。

当日、新幹線降りて他の参加者と合流するときに、@june29さんが「マスシンさん、どうも!」と声をかけてくれて、同時に握手を求められた。「挨拶と同時に握手するとか、外人か!?」とか内心驚きつつ、1人にならないようにという配慮が嬉しかった。何より、こういうコミュニケーションの取り方がすごく新鮮で、その後の人の接し方が少し変わるような出来事だった。

八戸での高専カンファレンスはすごく楽しくかった。参加者が多くない分、各参加者の距離も近くて、色んな人と話すことができたし、LTもぼちぼち受けた。開催の次の日は東京から来てたメンバーで温泉入りに行って、宴会場で昼間っからビール呑んでダラダラしてた。「高専カンファレンスって楽しいなー」とこの時初めて思った。

その後は013salesio014tokyo021numazu024north_tohoku020salesio034nagano026osaka039oyama
036sendai038tokyo045tokyo054nara042kansai059toyama066numazu2、そして先日の071kc5partyと15開催に参加した。014tokyoと045tokyoではスタッフという立場で参加した。

参加する度に、何かしら発見や楽しいことがあって、知り合いも増えて、それに比例して参加する楽しみが増えていった。カンファレンス以外でカンファ関係の人とご飯食べに行ったり、遊びに行く機会も増えて、高専カンファレンスが自分の中で大切な存在になっていった。

先日の5周年記念パーティーでは、そんな風にたくさんの開催で関わった人たち全員に対する感謝も込めて、「皆さんへの祝辞」というLTをやった。思っていたことを少しだけど形にできて良かったし、そういう場を作ってくれた5周年パーティーの関係者の皆さんには感謝したいと思います。ありがとうございました(それから、酷いオチを笑って許してくれた大日向さんもありがとうございました)。


これからの高専カンファレンスで自分にできること

僕は今年28歳で、もう立派なアラサー男子だ。高専カンファレンスの中でも割と年齢も上の方になってきたので、これからは現役世代を中心に年下の子を引っ張ってカンファレンスを盛り上げていくぞー!…とか言うべきなのかもしれないけど、そういう気持ちはほとんどない。高専カンファレンスには自分より若くて情熱的ですごく面白い人にたくさいるし、そんな彼らから勉強させてもらったことがたくさんある。だから、引っ張っていくんじゃなくて、同じように高専カンファレンスが好きな人間として、一緒にこの会を盛り上げていきたいなと思う。

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若くて情熱的で面白い人たちの一例(母校の後輩君達)。
最前列に2人面白すぎる先輩も混じってるけどご愛嬌(写真は大日向さんのflickrより)

ただ、アラサー男子として、懇親会なんかで周りに馴染めてないような人を見かけたときに、ちょっと声をかけるようなことは積極的にやりたい。自分が初参加のときに一声かけてもらって嬉しかったことももちろんあるけど、こういうちょっとした配慮(と呼ぶ程のことじゃないかもしれんけど)は、その組織に長くいるおっさんのお仕事だと思うので。

自分が参加した時と違って、今の初参加者はtwitterUstream何かで漠然とでも高専カンファレンスがどんなものかわかっていて、ある程度何か「わくわくする」ことを期待して来ている人が多いと思う。そういう人達が、名刺持ってこなかった、だとか、twitterで交流したことがない人ばかりだ、とか、そんなしょうもない理由で周りと交流できなかったりしたら、こんなもったいないことはないと思うし、一声かけたときに「そんなの些細なことだから、もっと周りと絡んでいも大丈夫だよ!」ということを伝えて、少し背中押すことができたらいいなぁと思う。

長くなったけど、一言で言うと、僕は高専カンファレンスが好きだし、これからもこの会を通してたくさんの人が繋がっていけることを願ってます。その中で、自分自身が、楽しく飲んで話せる人ともっと繋がっていきたいなぁ………


…と思うので、この日記読んだ方、今度お時間あったらご飯でも食べつつ呑みましょう。よろしくどうぞ。

高専カンファレンス in 奈良2 と懇親企画

もう2週間ぐらい前の話になりますが、高専カンファレンス in 奈良2(以下、奈良カンファ2)に参加したのでその話を。

いつも通り、発表もその後の二次会(飲み会)もすごく充実していておもしろいカンファレンスでしたが、今回はその中でも、奈良カンファ2で初めて実施された懇親の企画について書きます。

休憩時間の懇親企画① -名札-

今回の奈良カンファ2では懇親会がなかった代わりに、限られた休憩時間の中でより参加者が交流しやすいようにいくつか工夫がされていました。

その1つが名札への工夫。写真は僕が実際に会場で下げてた名札です。

写真のように、いつものハガキサイズの名札に名刺サイズの白紙をホッチキスで止めて、これまでより自己紹介のネタをたくさん書けるようにしていました。

会場で実行委員の方が丁寧に書き方をアナウンスしてくれたり、記入例を印刷して配ったりしていたおかげで、多くの参加者が熱心に名札を作成していました。

こうやって名札に書いてある情報が増えると、交流しやすくなるのはもちろんですが、力入れて作った分「せっかく書いたのだから、他の人にも見てほしい」という気持ちも生まれて、交流するのに前向きな気持ちも作れたんじゃないかなと思いました。

この名札の作りかたの案、去年の大阪カンファで僕がLTで発表した内容を、実行委員長であるしゅーたー君が覚えてくれていて、今回の奈良カンファレンスで実現してくれたものです。

メールやSkypeで何度かしゅーたー君と意見を交換して、部材や資料作成のお手伝いさせてもらいました。実際に参加して、熱心に名札を書く参加者がたくさんいるのを見て、少しだけどこの企画に関われてよかったなって思いました。

休憩時間の懇親企画② -シール交換-

もう1つ、奈良カンファ2で主に初参加者向けに行われた懇親企画が「シール交換」です。

名札の裏に何枚か貼ってあるのがそのシール。シール交換の詳しいルールは公式wiki見ていただくとして、ざっくり説明すると初参加者がシールに名前や出身高専書いて、初参加者同士で交換し合ったり、これまでカンファ参加経験がある人に渡したりして交流する企画でした。一定数集めると奈良カンファ2のロゴが入ったメガネ拭きがもらえるというおまけ付き。

実際に会場では頻繁にシール交換が行われていて、シールが大量に余ってる人は少なかったように感じました。僕も写真の通り7人の方からシール頂きました。

終わった後に実行委員の人に確認したら、めがね拭きはかなり余っていて(後で聞いた元々製作数が多かったのですが)、メガネ拭きがほしいから集めよう!というより、単純に「シール」っていうアイテムを集める楽しさがあって、自己紹介しつつシールもらったりあげたりした時点で十分楽しかったのかなっと思いました。

メガネ拭き余ったのはちょっと残念だけど、企画としては成功だった気がします。

最後にまとめ(とちょっと意見)

高専カンファレンスについて、たまに「内輪的」と言われることがあります。内輪的ってのがどういう状態かはいまいちピンときていませんが、初参加者が入っていきにくい、排他的な雰囲気があるってことでしょうか。

僕は高専カンファレンスに結構な回数参加してますが、初参加の頃から積極的に話しかけてきてくれる方が大勢いて、内輪的だと感じることはありませんでした。ただ、内輪的だって声があるのも確かで、そういう声を聞いたときに「自分は内輪的だと思わないけど、客観的にみて本当にそうかな?」って少し振り返ってみる必要はあると思ってます。

そう思っている中、今回の奈良カンファ2に参加して、初参加の人たちが嬉しそうにシール交換していたり、参加者同士で名札見て話してるのを見て、参加者が交流しやすいようにした奈良カンファ2の一連の取り組みはすごくいいなって思いました。「内輪的」な雰囲気とは無縁の、素敵なカンファレンスだったと思います。

これから開催されるカンファレンスでも、こうやって参加者同士が交流しやすい取り組みがあったらいいなと思います。

高専カンファレンスは多種多様な人たちが参加する勉強会です。だからこそ、参加者同士がたくさん交流してほしいですし、自分もそうしていきたいと思います。

最後に、奈良カンファ2の実行委員の方々、本当にお疲れ様でした。楽しかったです!

ロビー部と高専

これはKosen Advent Calendar 2011 : ATNDの記事です。

今日までの記事で高専カンファレンスがどれだけ素敵か、というのはもう語り尽くされている感じがしますし、ついでにマジメな内容が多かった感じなので、今日は長野高専に昔存在した「ロビー部」というダメ集団について書きたいと思います。

ロビー部

 今回の話をする前に、まず「ロビー部とはなんぞ?」ということを理解して頂く必要があるのですが、一言で言うと2000年前後に長野高専の図書館ロビーでたむろしていたボンクラの集団のことです。別に正式な部活でも何でもなく、毎日図書館ロビーでたむろっていたため周りがそう呼んでいました。詳しくは高専カンファレンス in 長野でdachibaさん(元ロビー部員)がLTで綺麗にまとめてくれているのでそちらをご覧ください

 http://www.ustream.tv/recorded/3244843

 ロビー部のメンバーは元々、1998年入学の1年5組の一部が図書館でたむろし始めたところから始まり、その後航空ロボット部(活動内容:ロボコン参加)、電算機部(活動内容:プロコン参加)、イラストレーション創作部(活動内容:同人誌作成)、吹奏楽部(活動内容:奏でる)の一部メンバーも加えて割と大人数になりました。その後、2001年入学の私含めた数人(下級生組)がひょんなことから加わった辺りで最盛期を迎えます。

 ロビー部のメイン活動は雑談、後「いかに困難な状況から進学するのか」というエクストリーム進級というスポーツ?(競技難易度は再試数によって変わる)に勤しんでいました。これだけ聞くと本当にただのボンクラの集まりに聞こえますが、ロビー部の面々(私が入学した当時の上級生メンバー)にはもう1つ共通点がありました。

 それは「好きなことに全力を尽くす」ということです。「俺は寝ずにプログラムを書きたいんダ!」「俺はレポートよりも同人誌を書きたいんダ!」「俺は夏休み全部ロボット製作につぎ込みたいんダ!」などなど、各々声を大にして好きと言えることがありました。入学して1年目の私には、その好きなことに傾ける情熱は衝撃的でした。今考えると、各々の好きな分野は違うけれど、それでも緩い空気の中で集まってワイワイやってるのは、高専カンファレンスとも通じてるところあるな、なんて思います(高専カンファレンスの方がずっとマジメですが)

好きなことしてますか?

 さて、この記事読んでる方々は皆高専生(もしくは高専生と何かしら関係がある人)だと思います。高専生活楽しんでますか?ロビー部の面々は基本劣等性で、ボンクラでした。でも全力で好きなことに打ち込んで、高専生活ってものを楽しんでいたように感じています。だから、一緒にいてとても楽しかった。
 皆さんも、自分が全力で打ち込めるものを、高専というちょっと変わった学校の中で探してみてください。それがあまりに楽しすぎると、多少成績落ちたり、下手すると留年の危機がやってくるかもしれませんが、まぁその時はその時です。エクストリーム進級で乗り切ってください。「寝ずに/食わずに何かに打ち込んだ」という情熱とパワーは、かけがえのないものですから・・・

 

高専カンファレンス in 小山!

高専カンファレンス in 小山に行ってきたのでその感想を。

小山市栃木市いい町、蔵の町

会場になったのは栃木市にある小山高専サテライトキャンパス。
写真にあるとおりの蔵や古い建物が立ち並ぶ素敵な町です。

今回の高専カンファレンスで一番印象に残ってるのは、
他の参加者の方も言っていますが「座談会」ですね。

今回行われた「座談会」は、参加者を3つのグループに分けて、
3会場を巡ってもらい、会場ごとに設けられたテーマで机を囲んで雑談するという内容でした。
普段の高専カンファレンスでは、参加者同士がじっくり話す機会はなかなかないですが
(懇親会はちょっと慌しいところがあるし、その後の二次会は人によって参加不参加が別れるし)
今回は座談会という機会が設けられていたのでグループ内の参加者とたくさん話すことが出来ました。
座談会用の複数の会場の準備や、会話にうまく入れなかった人へのスタッフのフォローなど、
準備と運営が大変な企画だと思いましたが、
こういう参加者同士がじっくり話せる企画を来年の東京カンファレンスでもやりたいところです。

座談会だけじゃなく、一般発表やLTも盛り上がってました。
個人的に校長先生の基調講演があると、
学校全体でカンファレンスを盛り上げてくれる感じがして好きです。
(遅刻して行ったので聞けなかったけど・・・)

全体的に非常におもしろかったし、
来年の東京カンファレンスに向けていい刺激を受けた小山カンファレンスでした。

小山のスタッフの皆様、お疲れ様でした!