ロビー部と高専

これはKosen Advent Calendar 2011 : ATNDの記事です。

今日までの記事で高専カンファレンスがどれだけ素敵か、というのはもう語り尽くされている感じがしますし、ついでにマジメな内容が多かった感じなので、今日は長野高専に昔存在した「ロビー部」というダメ集団について書きたいと思います。

ロビー部

 今回の話をする前に、まず「ロビー部とはなんぞ?」ということを理解して頂く必要があるのですが、一言で言うと2000年前後に長野高専の図書館ロビーでたむろしていたボンクラの集団のことです。別に正式な部活でも何でもなく、毎日図書館ロビーでたむろっていたため周りがそう呼んでいました。詳しくは高専カンファレンス in 長野でdachibaさん(元ロビー部員)がLTで綺麗にまとめてくれているのでそちらをご覧ください

 http://www.ustream.tv/recorded/3244843

 ロビー部のメンバーは元々、1998年入学の1年5組の一部が図書館でたむろし始めたところから始まり、その後航空ロボット部(活動内容:ロボコン参加)、電算機部(活動内容:プロコン参加)、イラストレーション創作部(活動内容:同人誌作成)、吹奏楽部(活動内容:奏でる)の一部メンバーも加えて割と大人数になりました。その後、2001年入学の私含めた数人(下級生組)がひょんなことから加わった辺りで最盛期を迎えます。

 ロビー部のメイン活動は雑談、後「いかに困難な状況から進学するのか」というエクストリーム進級というスポーツ?(競技難易度は再試数によって変わる)に勤しんでいました。これだけ聞くと本当にただのボンクラの集まりに聞こえますが、ロビー部の面々(私が入学した当時の上級生メンバー)にはもう1つ共通点がありました。

 それは「好きなことに全力を尽くす」ということです。「俺は寝ずにプログラムを書きたいんダ!」「俺はレポートよりも同人誌を書きたいんダ!」「俺は夏休み全部ロボット製作につぎ込みたいんダ!」などなど、各々声を大にして好きと言えることがありました。入学して1年目の私には、その好きなことに傾ける情熱は衝撃的でした。今考えると、各々の好きな分野は違うけれど、それでも緩い空気の中で集まってワイワイやってるのは、高専カンファレンスとも通じてるところあるな、なんて思います(高専カンファレンスの方がずっとマジメですが)

好きなことしてますか?

 さて、この記事読んでる方々は皆高専生(もしくは高専生と何かしら関係がある人)だと思います。高専生活楽しんでますか?ロビー部の面々は基本劣等性で、ボンクラでした。でも全力で好きなことに打ち込んで、高専生活ってものを楽しんでいたように感じています。だから、一緒にいてとても楽しかった。
 皆さんも、自分が全力で打ち込めるものを、高専というちょっと変わった学校の中で探してみてください。それがあまりに楽しすぎると、多少成績落ちたり、下手すると留年の危機がやってくるかもしれませんが、まぁその時はその時です。エクストリーム進級で乗り切ってください。「寝ずに/食わずに何かに打ち込んだ」という情熱とパワーは、かけがえのないものですから・・・